こんちは。AKIRAです。
妊活をしているとお金がすごくかかります。特に高度の治療をしている場合は、十万単位でお金がかかって、感覚がおかしくなってきます。
とってもお金がかかる不妊治療。そんな治療をしている方たちに朗報です。国や都道府県、市区町村から、制限事項があることも多いけど申請すれば助成金を頂ける場合があります。
頂けるのは頂いておきましょう。(^◇^)
ここではどこからどんな助成金があり、どんな制限事項があるかを書いていきたいと思います。
細かい内容や、最新の情報は厚生労働省や各自治体のホームページを確認してね。
助成金の種類
助成金は大きく分けて二つあります。
- 国が制度を定めて都道府県が実施している助成金制度
- 市区町村が独自に制度を定めて実施している助成金制度
都道府県によっては、国が定めている制度に助成金額を上乗せしているところもあります。また、市区町村の場合は、助成金額を上乗せするパターンや、人工授精やタイミング指導で別途助成するパターンなど、色々なパターンがあります。
えっと、住んでいるところによってもらえる額が違うわけですね。
ここは、国が定めた助成金は全員が頂けて、住んでいる都道府県や市区町村によっては+αがある、と考えていいのかなと思います。
国が定めている助成金(不妊に悩む方への特定治療支援事業)
まずは、ここでは厚生労働省(国が)が実施している制度である「不妊に悩む方への特定治療支援事業」について書きます。現在、47都道府県のどこでも受け取ることができます。都道府県が申請窓口になっているのでそこで申請します。
対象の治療
体外受精や顕微授精などの高度治療を対象とします。
助成金を受け取ることができる人
- 世帯年収(夫婦の合計所得)が730万円未満である家庭
- 初めて助成を受けるときの治療開始時の妻の年齢が43歳未満の方
- 戸籍上の夫婦のみ(事実婚は対象外)
- 特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師に診断されたカップル
※ 1.の世帯年収は手取りです。税込みではありません。
もらえるお金と回数
↑の2.の年齢が、40歳未満の場合、初回の助成金受取額を30万円、以降15万。計、6回受け取れます。
41~42歳の場合、初回の助成金受取額を30万円、以降15万。計、3回受け取れます。
男性要因の治療で、夫から精子を採取する手術には、15万円受け取れます。
もう少し詳細に書くと、治療内容によって「治療ステージ」というものがあって、そのステージによって頂ける助成金が異なります。採卵したけど卵が取れなかった(ステージF)とかの場合は半分だけ支給(7.5万)、とか。
治療ステージと頂ける金額は次の項をご覧ください。
治療のステージともらえるお金
特定不妊治療のステージは次の8つのステージがあります。
ステージA:新鮮胚移植の体外受精
ステージB:凍結胚移植の体外受精
ステージC:以前に凍結した胚を使った凍結胚移植
ステージD:体調不良などが原因で移植できず治療を中止した場合
ステージE:受精できなかった、異常受精などが原因で治療を中止した場合
ステージF:採卵時に卵が得られなかった(状態の良い卵が得られなかった)ため治療を中止した場合
ステージG:卵胞が発育しないか排卵終了が原因での治療を中止した場合
ステージH:採卵の準備中に体調不良などで知慮を中止した場合
ステージA,B,D,Eの場合15万円が、ステージC,Fの場合7.5万円の助成金が頂けます。(ステージG,Hの場合には助成金を受け取ることはできません。)
こんな感じですかね。
ステージA:15万
ステージB:15万
ステージC:7.5万
ステージD:15万
ステージE:15万
ステージF:7.5万
ステージG:対象外
ステージH:対象外
詳しくは厚生労働省のホームページを確認してください。
初回は30万助成される?
厚生労働省のページには、
初回の治療に限り30万円まで助成。(凍結胚移植(採卵を伴わないもの)等は除く)
と書いているので、ステージA,B,D,Eで初めて助成を受ける場合の上限額は30万になるみたいですが、地域によっては、みたいなことを書いているサイトもあるので自分が住んでいるところで確認してみてください。
都道府県や市区町村から貰える助成金
別の投稿で書いていきたいと思います。
↑の国が定めた助成金をベースに、都道府県によっては助成金を上乗せしてくれたり、市区町村では人工授精やタイミング指導で別に助成金頂けたりするので、自分が住んでいるところはどうなのかをしっかり確認しておきましょうね。
おわりに
えーっと。主に国の助成金である「不妊に悩む方への特定治療支援事業」について色々書いてみましたが。
申請するには「特定不妊治療費助成事業申請書」とか必要で、申請期限は治療を終了した日の属する年度内となっています。(年度とは4月1日から翌年3月31日まで)
申請は書類をそろえたりすることは面倒ですが頂くためにも必要なことなので、頑張りましょう!
そして、何度も書きますが、都道府県や市区町村によって+αでもらえることもあるので確認をお忘れなく!
なんだか、難しい。めんどくさそう。(笑)
といわず、申請しましょー。
また、とにかく助成金の申請だけでなく言えることは、
病院でもらう「領収書」は絶対に捨てるな!少額でも。
そして、不妊治療の病院だけでなく普通の病院の「領収書」も置いておくこと。
です。
助成金の申請とは別に「医療費控除」を受けるのにも必要ですし、再発行とかしてもらえないので。
では、頑張って申請してください!